保険事故事例

5.海外投融資-海外事業資金貸付

相手国の外貨不足による貸付金回収不能事故

貸付者(被保険者)はI国の通信公社A社との間で移動体通信機器の供給・据付を目的とする貸付契約(I国政府の保証付き)を締結(償還方法は18回均等半年賦払い)しました。当初の返済は順調に行われていましたが、数年前からI国は国際収支状況が急速に悪化し、外貨不足の状況に陥りました。A社は返済するのに充分な資金(現地通貨)は有していましたが、I国の外貨不足により外貨が取得できず、返済が滞ることとなりました。

貸付者(被保険者)は、A社からの返済が受けられないことから、I国政府に対し、保証履行請求を行いましたが、外貨不足を理由に保証履行はされませんでした。

その後、I国の経済状況に改善が見られず、海外事業資金貸付(貸付金債権等)保険約款第2条第3号「前2号に掲げるもののほか、本邦外において生じた事由であって、海外事業資金貸付を行った者又はその相手方の責めに帰することができないもの」に該当することから、当該返済金に関して約5億円の保険金をお支払いいたしました。

相手国の外貨不足による貸付金回収不能事故
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