用語集

OECD輸出信用アレンジメント(=OECD輸出信用ガイドライン)

「OECD輸出信用アレンジメント」とは、輸出者間における競争は、輸出される貨物及びサービスの質及び価格により行われるべきとの考えのもと、「公的支持」のある輸出信用等の条件面における過当競争を回避するために、OECDに加盟している国の「ECA」間(日本は、NEXIとJBIC)の輸出信用の秩序ある供与のため包括的な取り決めをいいます。「OECD輸出信用アレンジメント」は、本文のほか、付属書により船舶、原子力発電プラント及び航空機の各セクター了解から構成されています。このアレンジメントの規制の対象としては、返済・償還期間が「起算点」から2年以上の輸出契約等や輸出代金貸付契約となりますが、軍需品、農産物の契約にはこのアレンジメントは適用されません。
この規制で、原則、守らなければならないものは、①最低保険料率(ミニマム・プレミアム・レート)、②15%の頭金、③最長返済・償還期間、④最低貸出金利などであり、また事前通報により認められることがあるものとしては、①最低保険料率の『例外事項』の適用やリスクを軽減・除外等による最低保険料率の『割引』の適用、②カテゴリーⅠの国〔高所得OECD加盟国〕に対しての5年を超え8.5年を超えない償還期間を認めること、③元本、金利の返済・償還方法が半年賦均返済以外を認める場合、④発電プラント(原子力発電プラントを除く)に対して償還期間12年を認めること、などです。
なお、「プロジェクト・ファイナンス」に対しては、据置期間(起算点から第1回目の償還期限までの期間)や最長返済・償還期間などに緩和措置がとられています。
現在、この「OECD輸出信用アレンジメント」への参加国は、24か国となっています。