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新年のご挨拶

新年のご挨拶_1
新年のご挨拶
新年のご挨拶

2011年1月1日
独立行政法人日本貿易保険
理事長 鈴木 隆史

  新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、貿易保険事業に対して皆様から多大なるご支援とご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。日本貿易保険の役職員を代表いたしまして、新年のご挨拶をさせていただきます。

 昨年、世界経済は、アジアなどの新興国では消費の拡大や輸出の大幅増など明るい兆しが見えた一方で、ギリシャ、アイルランドなど欧州でのソブリンリスク問 題の顕在化、米国の高い失業率などの課題に直面する1年でした。こうした中、各国は、低迷する自国経済の立て直しを図るため、輸出振興、自国通貨安の誘導 などにより海外に活路を見出そうとする動きが活発化しました。
  我が国においても、2010年6月に政府が取りまとめた「新成長戦略」では、システム・インフラ輸出を官民一体となって強力に推進することが示されてい ます。これを受けてNEXIでも、海外投資保険における政策変更リスクカバーや、海外販売拠点を通じた取引リスクの塡補などの措置を講じたほか、12月に は現地通貨の為替リスクへの対応強化や国際協力銀行との協調融資に対する付保率の引上げを打ち出しました。  
  また、中堅・中小企業の海外展開支援も強化しました。4月には商工中金との協力により、貿易保険付保付きの輸出代金債権を担保として金利を優遇する融資 制度を開始したほか、東京商工会議所などとの提携や日本各地での「貿易保険セミナー」を通じ、地域の中堅・中小企業に対する貿易保険の周知・普及に努めま した。

 2011年の世界経済を展望しますと、引き続き高い経済成長が見込まれるアジアが世界経済のけん引役を担うと予想されますが、その一方でインフレや他の地 域の景気回復低迷による輸出減が懸念されます。米国では量的金融緩和等により景気回復に取り組んでいるものの低成長が続くと思われますし、欧州でも新たな 支援要請国が発生する可能性も否定できません。
  このように世界経済はさまざまな不安要素を抱えており、景気の先行きも極めて不透明です。企業経営者にとって難しい経営のかじ取りが求められる1年になるで しょう。我が国の場合、少子高齢化・人口減少が進む中で競争力を回復させ「強い経済」を実現するためには、各企業は高い成長が見込める海外市場への進出を 視野に入れた事業展開を進めることが必要不可欠です。
  こうした点を踏まえ、2011年、NEXIは、海外市場に果敢にチャレンジする企業を積極的に支援してまいります。特に、システム・インフラ輸出などの 長期かつハイリスクな事業に対しては、企業による適切なリスク管理を可能とするため、産業界のニーズを踏まえた商品開発や制度見直しに取り組みます。ま た、初めて海外進出しようとする企業も含め、地域の中小企業や地場産業の海外展開支援も充実させてまいります。

 皆様の御健勝・御多幸と事業の益々の飛躍をお祈りいたしますと共に、本年も引き続きご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

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