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新年のご挨拶

新年のご挨拶_理事長
新年のご挨拶
新年のご挨拶

2014年1月1日
独立行政法人日本貿易保険
理事長 板東 一彦

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、貿易保険事業の運営に対して皆様から多大なるご支援とご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。日本貿易保険(NEXI)の役職員を代表いたしまして、新年のご挨拶をさせていただきます。

 

昨年は、各国・地域が景気減速に対応するため、新興国を含め世界的な金融緩和や各種政策対応が行われた年でした。一方、日本でもいわゆるアベノミクスによる経済政策のあと押しもあって、我が国企業による海外市場への進出が一層進展しました。また、経協インフラ戦略会議において「インフラシステム輸出戦略」が決定される等、政府によるインフラ輸出のあと押しもあり、我が国企業による海外のインフラ関連の大型プロジェクト等への参画が加速しています。

 

このような中で、ベトナムのニソン精油所・石化プロジェクトをはじめとする我が国企業のインフラ輸出や事業運営・我が国の資源安定供給に係るプロジェクトへの貸付保険や投資保険の引受を積極的に拡大してまいりました。また、航空・宇宙分野などの新分野への取組も積極的に行い、この分野における我が国産業の発展に向けて支援を続けています。

 

昨年、NEXIでは、このような我が国企業による海外展開へのニーズに柔軟かつ迅速に対応するため、以下の事項に取り組んでまいりました。第一にお客様の負担を軽減するために、お客様からの提出書類の合理化、簡素化、JBICとの協調融資案件の環境負担軽減策を実施しました。第二に業務プロセス等の見直しを行い、案件審査に係る権限を明確化し、意志決定の迅速化を実施しました。第三にお客様からのご要望等について迅速に対応できる組織体制の整備を行いました。第四に制度改善をお客様のニーズにあわせ随時実施することに改め、早速、昨年10月にはインフラ・資源関連案件におけるお客様からのご要望を踏まえ、貸付保険や投資保険のてんぽ範囲の拡充を行いました。このような取組は、来年も引き続き継続していく方針です。

 

一方、国内外の関係機関との連携では、フランスの民間取引信用保険会社Coface SAとの再保険協力のための覚書の締結、ロシア輸出信用・投資保険庁EXIARとの協力のための覚書の締結等、海外の輸出信用機関との間の協力関係を一層強化することにより、我が国企業の海外事業展開や我が国への資源エネルギーの安定的な供給の確保等を積極的に支援してまいりました。

 

また、国内各地から海外展開を行う中堅・中小企業に対してもきめ細かく貿易保険を紹介できる体制の整備を進め、業務提携・業務協力を行う地方銀行をこれまでの19行から41行に拡大しました。 

 

更にお客様のニーズに応えるべく、今後の制度等の改善の取組方針をとりまとめました。今後はこれを着実に実施してまいります。

 

現下の世界経済を俯瞰しますと、中国をはじめとした新興市場国でもこれまでのような経済成長を維持するのは困難な情勢にあり、また、欧州では景気後退局面から這い出しつつあるものの、経済活動は引き続き緩慢と予測されているなど、全体としては依然として不透明な状況が継続しています。

 

また、昨年12月には、独立行政法人改革等に関する基本的な方針が閣議決定され、NEXIについては全額政府出資の特殊会社への移行、貿易再保険特別会計の廃止が決定されました。

 

NEXIにとって2014年は、特殊会社化の準備を進めるとともに、こうした不透明なビジネス環境下にある我が国企業の対外取引や海外事業展開を一層強力に支援できるよう、更なる変革が求められる年であると認識しています。引き続き皆様の多様なニーズに応えるべく、より機能的かつ効率的な貿易保険の強化・充実を今後とも図ってまいる所存です。

 

皆様の御健勝・御多幸と事業の益々の飛躍をお祈りいたしますと共に、本年も引き続きご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

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