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通産省とMIGAがブラジルの大型海底石油開発プロジェクトで協調保険を実施


2000年12月18日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

12月18日までに、通産省と世界銀行グループの一つであるMIGA(Multilateral Guarantee Investment Agency:多数国間投資保証機関)はブラジル カンポス沖のバラクーダ・カラチンガ海底油田開発プロジェクト(総投資金額:約31億ドル)に対し、総額約5億ドルの協調保険を付保することを決定した。

通産省は、ドイツ銀行・日本興業銀行などを主幹事とする民間銀行団融資に対し4億ドルの保険の引受を、MIGAは伊藤忠や三菱商事の事業会社への投資及びドイツ銀行・日本興業銀行などを主幹事とする民間銀行団融資に対し1.2億ドルの保険引受を行い契約を行った。

本プロジェクトは、伊藤忠、三菱商事の出資でオランダに設立する事業会社が当該油田開発に必要な生産設備を建設し、ブラジル国営石油会社であるペトロブラス社に当該設備をリースする形をとる。 こうした形態をとることにより、ペトロブラス社はファイナンス面での負担を軽減することができ、今後の民営化等に向けた財政面での強化につながることが期待される。

今回のような大型プロジェクトの場合、1つの保険機関のみでの引受は困難であり、協調保険で引受を行うことにより、はじめて大型資金 調達が可能となる。通産省とMIGAは、昨年4月に相互協力に関する覚書を締結しており、本プロジェクトは2番目の協調案件となる。今後とも、プロジェク トの大型化や複雑化が進む中で、こうした協調保険の必要性はますます高まるものと予想される。

本プロジェクトは本年7月より建設に着工しており、2003年から石油生産が開始される予定。

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