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英国P&Oプリンセス・クルーズ社発注客船建造プロジェクトに貿易保険を適用


2001年11月 8日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

  1. 日本貿易保険は、11月5日付けでクルーズ世界3大客船運航会社の1社である英国のP&Oプリンセス・クルーズ社が発注した同社のバミューダ子会社向け客船建造プロジェクトについて貿易保険を引き受ける決定をした。貿易保険の付保対象額は約450億円を予定。
  2. 本プロジェクトは、三菱重工業がP&Oプリンセス・クルーズ社計画の大型クルーズ船新規造船分9隻のうち2隻を受注し、本邦銀行団がP&Oプリン セス・クルーズ社向けに三菱重工業の建造資金を融資するもので、この本邦銀行団の融資に対して貿易保険を適用する。P&Oプリンセス・クルーズ社は将来的 にクルーズ需要は増大すると見ており、これに対応するため大型発注を行っているもの。
  3. 大型クルーズ船建造に関しては欧州造船メーカーによる建造が長く続いてきたが、今回三菱重工業が日本企業として初めて、従来実績のない超大型ク ルーズ船(総トン数約11万㌧、クイーンエリザベスⅡ号の約1.6倍の大きさ)の建造を受注した。日本の造船業界は、タンカー、コンテナ船等の貨物船市場 において近隣諸国等との競合が激しいことから、より付加価値が高く、高い技術力を必要とする船舶の建造を次のターゲットとしており、大型クルーズ船もその 分野の一つ。三菱重工業の技術力の高さが評価されたもの。日本貿易保険としては、今回の付保決定が日本の造船業界において今後の受注拡大、技術水準の向上 さらには我が国造船業の更なる発展の一助となることを期待。

(参考)

  1. 本邦関係企業
    三菱重工業(輸出契約者)、日本興業銀行及びドイツ銀行(幹事銀行)
  2. 融資形態等
    融資形態バイヤーズ・クレジット
    融 資 先P&Oプリンセス・クルーズ社のバミューダ子会社
    融資金額約900億円
    うち市中銀行分約450億円
  3. 英国P&Oプリンセス・クルーズ社
    150年以上の歴史を持つ英国の名門海運会社
    P&O(Peninsular and Oriental Steam Navigation Company)社から、国際クルーズ事業を分離・独立した会社。英国のみならず欧州、米国、豪州におけるトップブランドとしての地位を確立している。世 界3大客船運航会社(P&Oプリンセス・クルーズ社、カーニバル社、ロイヤル・カリビアン社)の一つとして確固たる市場の評価を得ている。

以上

 


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