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フィリピン/スマート社向け海外事業資金貸付保険引受の決定


2002年11月28日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人 日本貿易保険は、フィリピンの携帯電話会社であるスマート社が行う第6次GSMネットワーク拡充プロジェクトに対する本邦金融機関からの融資に対して、海外事業資金貸付保険(貸付金債権等)引き受けを本年11月27日に決定しました。
(注)「GSM」:Global System for Mobile Communicationsの略。ヨーロッパやアジアを中心に利用されている デジ
タル携帯電話の無線通信方式の一つ。

フィリピンにおける携帯電話の急速な普及に伴い、スマート社は、順次、携帯電話ネットワークの拡大・整備、ユーザーのニーズに対応するためのシステムの高度化・効率化を行っており、今回が第6次の拡充プロジェクトとなります。

日本貿易保険は、市中銀行(幹事行は東京三菱銀行、シティバンク及びアイエヌジーバンク )が融資する約1億ドルに対して海外事業資金貸付保険(貸付債権等)を引き受け、Non-L/G(相手国政府の債務保証を有しない)ベースで非常危険及び 信用危険をてん補します。日本貿易保険として、同社向けのNon-LGベースの非常・信用危険の引受はこれが初めてとなります。

フィリピンにおいては固定電話及び携帯電話の普及率がそれぞれ4.02%、13.70%(2001年末現在)と先進国及びアジア近隣諸国に比べて依然 として低い水準にとどまっており、携帯電話電話網等通信網の整備がフィリピンのインフラ整備上重要な課題となっています。今回のプロジェクトによりフィリ ピンの通信事情の改善が図られ、引いては同国の経済・産業の発展につながることが期待されます。

なお、同社は、親会社であるフィリピン最大の総合通信会社PLDT社を通じてNTTコミュニケーションズ社と緊密な関係があり、本プロジェクトは我が 国企業の関与が深い案件といえます。本プロジェクトが順調に進むことにより、我が国企業の海外事業展開を促進するものと思われます。

 

(参考)

  1. 本邦関連企業
    東京三菱銀行
    シティバンク、エヌ・エイ(東京支店)
    アイエヌジー バンク エヌ・ヴイ(東京支店)


  2. 保険内容

保険契約の内容 海外事業資金貸付保険(貸付金債権等)
保険価額 元本約1億米ドル+金利
てん補範囲 非常危険及びスマート社の信用危険
付保率 非常危険:97.5%、信用危険:50.0%
保険責任期間 5年

以上

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