トピックス

ブラジル/ペトロブラス・国内ガスパイプライン網整備(Malha do Sudeste and Nordeste)プロジェクトに対する海外事業資金貸付保険の付保について


2003年7月 2日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険は、ブラジル最大の石油企業であるペトロブラス社(ブラジル政府が55.7%を出資)が関わるブラジル国内のガスパイプライ ン網整備プロジェクトに対する本邦金融機関からの融資に対して、海外事業資金貸付保険を引き受ける決定をいたしました。本プロジェクトの融資契約は、米国 東部時間の7月1日に締結されました。

本プロジェクトは、ブラジル国内外の油ガス田にて生産される天然ガスの有効活用並びに国内の火力発電所向けガス供給を目的として、ペトロブラス社が基 本インフラとしてのガスパイプライン網を整備するプロジェクトで、本邦商社がブラジル国内に設立する特別目的会社(本件借入人)がペトロブラス社傘下の企 業とコンソーシアムを形成し、事業を推進するものです。今回調達される資金は、特別目的会社によるパイプライン、ガス圧縮設備等の建設・取得資金の一部に 充てられます。

ブラジル政府は、水力発電に過度に依存したエネルギー基盤を是正し、火力発電を含めた電源の多様化を進めることで、将来の電力需要の拡大も踏まえた電 力安定供給体制の維持・確立を目指していることから、本件は火力発電所への天然ガス供給を可能ならしめるものとして、同国にとって極めて重要なプロジェク トです。

また、本件は、三井物産をはじめとする本邦企業が、ブラジル国内のガス輸送パイプライン運営事業に本格的に参加する初めての案件であり、かつ、東京三 菱銀行が市中銀行団の組成コーディネーターを務めるなど、本邦企業の海外事業展開の観点からも極めて意義深いプロジェクトと言えます。

なお、ペトロブラス社向けNon L/G案件としては、2001年4月に独立行政法人として日本貿易保険が発足して以来、REFAP製油所の近代化プロジェクト、Espirito Santo州沖合ガス田開発プロジェクト、シャトルタンカープロジェクトに次いで、本件が4件目の引き受けとなります。

 

(参考)

  1. 本邦関連企業
    三井物産(特別目的会社への出資:40%)
    伊藤忠商事(特別目的会社への出資:30%)
    三菱商事(特別目的会社への出資:30%)
    東京三菱銀行(市中銀行団組成コーディネーター)


  2. 保険内容

保険契約の内容 海外事業資金貸付保険(貸付金債権等)
保険価額 元本約300億円+利子
てん補範囲 ブラジルの非常危険およびペトロブラス社の信用危険
付保率 非常危険:97.5%、信用危険:65%
保険責任期間 6年

以上

前のページへ戻る
ページの先頭へ