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フィリピン/ミンダナオ石炭焚き火力発電所プロジェクト向け貿易一般保険付保の決定


2003年12月 2日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険は、STEAG AG(ドイツの電力会社)他が推進するフィリピンでの210MWクラスのミンダナオ石炭焚き火力発電所プロジェクトにおいて、日商岩井株式会社・川崎重工 業株式会社が輸出する発電機器の納入に関わるプロジェクト・ファイナンスにつき、貿易一般保険を引き受ける決定をいたしました。

本プロジェクトはSTEAG AGとState Investment and Trust Inc(フィリピンの投資銀行)がフィリピンに特別目的会社(State Power Development Corporation)を設立し、当該特別目的会社がPower Sector Assets & Liabilities Management Corporation(電力資産・負債管理公社、以下PSALM)との間で20年間の売電契約を締結し、電力を供給するもので、所謂IPP(独立系発電 事業)案件と言われるものです。

今般、日商岩井株式会社・川崎重工業株式会社が機器の輸出並びに現地での土木・据付工事を行い、日本貿易保険は国際協力銀行と市中銀行(バイエリッ シュ・ヒポ・フェラインス銀行東京支店、ドレスナー銀行東京支店、等)が融資する101百万ドルのうち40.4百万ドルに対して貿易一般保険(中長期貸付 契約)を引き受け、非常危険を填補します。本プロジェクトについては、PSALMの売電契約上の義務に対してフィリピン政府が保証を差し入れていることか ら、当該政府保証の不払い事由を特別非常危険として填補しています。

本プロジェクトの推進により、本邦商社・メーカーが輸出する高性能な発電機器の操業を通じて、より効率的な発電所の運営が期待できることから、フィリ ピン・ミンダナオ島における電力不足解消のみならず、フィリピンにおける公共インフラの島間格差の低減にも貢献できます。また、今後の本邦企業によるフィ リピン向け大型発電プラントの輸出拡大にも寄与します。

 

(参考)

  1. 本邦関連企業
    日商岩井株式会社
    川崎重工業株式会社
    バイエリッシュ・ヒポ・フェラインス銀行東京支店
    ドレスナー銀行東京支店


  2. 保険内容

保険契約の内容 貿易一般保険(中長期貸付契約)
融資形態 バイヤーズ・クレジット
融資先 State Power Development Corporation
融資金額 US$101,000,000.00
うち市中銀行分 US$40,400,000.00
てん補範囲 非常危険並びに特別非常危険
付保率 非常危険、特別非常危険共:97.5%
保険責任期間 約16年

以上

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