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タイ/Map Ta Phut(マプタプット)2×717MW 石炭焚火力発電プロジェクト向け
貿易一般保険の引受に決定


2004年3月31日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険は、タイ Map Ta Phut(マプタプット)2×717MW 石炭焚火力発電プロジェクトにおいて、三菱商事株式会社・三菱重工業株式会社が輸出する発電機器の納入に関わるプロジェクト・ファイナンスにつき、貿易一 般保険(中長期貸付)を付保することを決定いたしました。

本プロジェクトは、CLP Holding Limited(香港の電力会社)及びBanpu Public Company(タイの石炭会社兼電力事業者)が出資して特別目的会社(BLCP Power Limited)を設立し、当該特別目的会社が発電プラントを建設、Electricity Generating Authority of Thailand(“EGAT”:タイ国営電力会社)との間で25年間の売電契約を締結し電力を供給するIPP(独立系発電事業)案件です。

発電プラント供給・建設契約者は三菱商事株式会社・三菱重工業株式会社であり、国際協力銀行と市中銀行(幹事銀行:東京三菱銀行)が約408百万ドル の輸出金融融資を行いますが、この内約163百万ドルに対して日本貿易保険が貿易一般保険(中長期貸付契約)を引き受け、Non-L/G(相手国政府によ る保証の差し入れ無し)で非常危険及び信用危険をてん補します。本件については、EGATの売買契約上の債務不履行を信用危険としててん補しています。

タイでは経済危機後の電力需要の伸びが著しく、今後電力不足が予想されており、本プロジェクトの推進は、同国における電力不足解消に資するものです。 更に、本邦商社・メーカーが輸出する高性能な発電機器の操業を通じて、より効率的な発電所の運営が期待できることから、タイにおける電力不足解消のみなら ず、同国の電力コストの低減化にも貢献できます。また、今後の本邦企業によるタイ向け大型発電プラントの輸出拡大にも寄与することが期待されます。

日本貿易保険として、本プロジェクトは日本貿易保険の前身である旧通商産業省貿易保険課が引受を行ったものを含め、タイにおける4件目のIPP案件の中長期案件の引受となります。

 

(ご参考)

  1. 本邦関連企業
    三菱商事株式会社
    三菱重工業株式会社
    東京三菱銀行(幹事銀行)、他


  2. 保険内容

保険契約の内容 貿易一般保険(中長期貸付契約)
融資形態 バイヤーズ・クレジット
融資先 BLCP Power Limited
融資金額 約408百万ドル
うち市中銀行分 約163百万ドル
てん補範囲 非常危険および信用危険
付保率 非常危険:97.5%、信用危険:95.0%
保険責任期間 約15年

以上

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