トピックス

インドネシア/ツバン石油化学プロジェクト向け海外事業資金貸付保険の引受について


2004年5月26日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険は、インドネシア国ツバン石油化学プロジェクト実施にかかるファイナンスに関して、2004年5月18日付けで海外事業資金貸付保険(貸付金債権等)の引き受けを行い、これに基づき、本日第一回目の貸出が実行されました。

本ファイナンスは、株式会社三井住友銀行を始めとする市中銀行団が、オランダに設立される特別目的会社であるKeris Petro Finance N. V.に対して融資を行うものであり、プロジェクトの実施者であるPT. Trans-Pacific Petrochemical Indotama社は、同資金をもって700百万ドルのツバン石油化学プラントの建設を行います。Keris Petro Finance N. V.に対する融資契約は、2004年2月26日に調印されており、日本貿易保険は、市中銀行団が融資する200百万ドルに対して、海外事業資金貸付保険の 引き受けを行います。


なお、本ファイナンスは、インドネシアの国営石油会社であるプルタミナ(PT. Pertamina (Persero))が生産・供給する低硫黄残渣油を返済原資とするものであり、日本貿易保険としては、プルタミナの信用危険をてん補する第1号案件とな ります。


プルタミナが供給する低硫黄残渣油は、三井物産株式会社が全量を引き取ることとなっており、この意味に於いて、本ファイナンスの実施は日本の安定的資源 確保に貢献するものと言えます。また、本プロジェクトには、本邦企業がプロジェクト・スポンサーや建設コントラクターとして参加していること等からも、本 邦にとって意義の深い案件といえます。さらに、石油化学産業の育成を図ってきたインドネシア政府にとっては、本プロジェクトが生産する石油化学製品が輸入 代替となることから、同国の国際収支改善に貢献する意義の深いプロジェクトであると言えます。

 

(参考)

  1. 本邦関連企業
    三井住友銀行(幹事銀行)、ウエストエルビー銀行東京支店、ヒポフェラインス銀行東京支店、
    UFJ銀行、スタンダードチャータード銀行東京支店、東京三菱銀行
    三井物産株式会社
    日揮株式会社
    伊藤忠商事株式会社、双日株式会社


  2. 保険内容
保険契約の内容 : 海外事業資金貸付保険(貸付金債権等)
貸付先 : オランダに設立する特定目的会社(Keris Petro Finance N. V.)
貸付金額 : 市中銀行団による200百万米ドル
保険価額 : 元本200百万米ドル及び金利
てん補範囲 : インドネシア非常危険及びプルタミナ信用危険他
付保率 : 非常危険: 97.5%
信用危険: 50.0%
保険責任期間 : 約8年
前のページへ戻る