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大韓民国/ソウル外郭循環高速道路プロジェクト(一山~退渓院間)向け海外事業資金貸付保険引受の決定


2004年9月 1日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険(略称:NEXI、理事長:今野秀洋)は、韓国のソウル外郭循環高速道路プロジェクト(一山~退渓院間)に対する本邦金融機関からの融資に対して、海外事業資金貸付保険の引受を決定しました。

本プロジェクトは、韓国政府が外貨導入・民間資金導入によるインフラ整備を目的として制定した「社会間接資本施設に対する民間投資法」により指定を受 け、韓国のLG建設等、大手ゼネコン9社が出資して設立された特別目的会社(Seoulbeltway Corporation)と韓国政府(建設交通部)がコンセッション契約を締結し、ソウル特別市を中心とする有料の環状高速道路(通称ソウルベルトウエ イ、全長127.5㎞)の北側未開通部分である一山~退渓院間36.3㎞を建設、操業する韓国版PFIで、2006年に部分開業、2008年に全面開業が 予定されています。

今般、NEXIは、UFJ銀行をはじめとする本邦金融機関によるオフショアローン100百万米ドル(8月31日に融資契約締結)について、非常危険並びに特別非常危険をてん補範囲とする「海外事業資金貸付保険」を引き受けます。

韓国では全人口の約半分が集中するソウル首都圏における高速道路網整備、自動車利用の増加に伴う交通渋滞緩和が喫緊の課題となっておりましたが、本プロ ジェクトは既に開通しているソウルベルトウエイ南側と併せてその解決に資するものであり、韓国政府はこれを重要プロジェクトとして位置付けています。ま た、北部への投資・開発が促進することも期待されています。

韓国に進出している本邦企業にとっては、移動時間短縮による輸送コスト(人件費、燃料費等)の削減や、既存の倉庫を地代の安い地域へ移設することによる 倉庫料の削減が図れるなど、本プロジェクトは本邦企業の海外投資事業活動を支援するものです。また、京畿道政府がソウル北方の坡州(パジュ)に造成中の工 業団地などに進出予定の本邦企業にとっても、ソウルベルトウエイへのアクセスが容易でそこから高速道路網を通じて仁川空港や韓国各地との物流を効率よく行 うメリットがあるなど、本プロジェクトはこれから韓国に進出しようとする本邦企業の活動を円滑にするための環境整備にも寄与するものとして評価できます。

 

(参考)

  1. 本邦関連企業
    株式会社UFJ銀行
    デプファ・キャピタル・ジャパン株式会社
    バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行東京支店


  2. 保険内容
保険契約の内容 海外事業資金貸付保険(貸付金債権等)
融資先 Seoulbeltway Corporation
融資金額 100百万米ドル
てん補範囲 非常危険および特別非常危険
付保率 非常危険および特別非常危険共に97.5%
保険責任期間 15年


以上

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