トピックス

メキシコ国営石油会社("PEMEX")向け海外事業資金貸付保険の引受について


2003年3月17日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人 日本貿易保険は、メキシコの国営石油会社であるPetroleos Mexicanos ("PEMEX")が行うCantarell油田開発プロジェクトに対する本邦金融機関からの融資に対して、本年2月24日に海外事業資金貸付保険を引き 受ける決定をいたしました。本プロジェクトの融資契約は、ニューヨーク時間の3月14日に締結されました。今回調達される資金は、PEMEX社がメキシコ 湾で行っている油田開発に係る資機材購入等の一部に充てられます。

PEMEX社はメキシコ政府が100%出資する国営石油会社であり、同社の原油生産量は世界第3位、原油埋蔵量は世界第7位と評価されています。メキ シコでは依然として国家財政収入の三分の一を石油収入から得ており、PEMEX社の国家に対する寄与は極めて高いと言えます。

また、PEMEX社が行うCantarell油田開発は、メキシコ国内における安定的なエネルギー供給の確保並びに外貨獲得に繋がる、同国経済の安定的成長にとって極めて重要な位置づけのプロジェクトです。

日本貿易保険は、2001年4月に独立行政法人として発足して以来、支払保証のない案件に対する積極的な引受を表明しており、本件は、PEMEX社向 けの案件としては初めての引受となります。本件の引受が、我が国とメキシコとの貿易経済関係の増進及び我が国企業と当該国企業との取引拡大の呼び水となる ことが期待されます。

 

(参考)

  1. 本邦関係企業(共同幹事行)
    東京三菱銀行
    みずほコーポレート銀行
    シティバンク、エヌ・エイ(東京支店)
    エービーエヌ・アムロ・バンク・エヌ・ブイ(東京支店)


  2. 保険内容

保険契約の内容 海外事業資金貸付保険(貸付金債権等)
保険価額 元本約480億円+利子
てん補範囲 メキシコの非常危険およびPEMEX社の信用危険
付保率 非常危険97.5%
信用危険80.0%
保険責任期間 10年

以上

前のページへ戻る