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サウジアラビア/ラービグ石油精製・石油化学総合プラント建設プロジェクト、 ならびに関連するIWSP事業への貿易保険付保について


2006年3月20日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険(略称:NEXI、理事長:今野秀洋)は、住友化学株式会社とSaudi Arabian Oil Company(Saudi Aramco社)が合弁会社(Rabigh Refining and Petrochemical Company、以下「Petro-Rabigh社」とよぶ)を設立し、運営を行うラービグ石油精製・石油化学総合プラント建設プロジェクトにおいて、住 友化学が拠出を行う資本金・親会社融資・その他に対し、海外投資保険等の貿易保険の引き受けを決定しました。

今般起工式が行われました本プロジェクトのサウジアラビア側パートナー企業であるSaudi Aramco社は、サウジアラビア国営の、世界最大手の石油会社です。住友化学とSaudi Aramco社は、昨年8月に合弁契約を締結、Petro-Rabigh社を設立し、今月に入り58億米ドル超のファイナンス調達の契約も調印しておりま す。

本プロジェクトは、ラービグ地区の既存製油所において精製設備の高度化と石油化学製品の生産プラントを新設し、エチレン130万トン・プロピレン90万 トンの生産能力を有する世界最大級の石油精製と石油化学の統合コンプレックスを建設するもので、プロジェクト全体の総投資額は98億米ドルを見込んでいま す。原油価格などの高騰下、Saudi Aramco社の提供する競争力ある原料の安定供給とスケールメリットを生かした、収益力の高い事業となる見込みであり、サウジアラビアにおいては産業の 多様化とそれに伴う雇用の拡大に寄与する観点から大変重要なプロジェクトと位置づけられます。

また、これに関連しNEXIは、丸紅株式会社・日揮株式会社・伊藤忠商事株式会社及びサウジアラビアの地場企業であるAcwa Power社が設立する事業会社(Rabigh Arabian Water and Electricity Company)が、上記Petro-Rabigh社に水・蒸気・電力を供給するプロジェクト(IWSP事業・昨年8月に水・蒸気・電気の供給契約を Petro-Rabigh社との間で締結済み)についても、プロジェクト設立期間中のエクイティブリッジローン貸付に係る保証に対し今般海外事業資金貸付 保険(保証債務)の引受を決定しました。

加えて、石油化学製品の生産プラントやIWSPプラントの建設・機器納入に当たっては、多くの本邦企業が受注を決定しています。NEXIはこれらの EPC・機器輸出契約についても、貿易保険を希望する本邦法人案件についてそれぞれ検討を行い、貿易一般保険の引受を決定いたしました。

NEXIはこれらを通じ、中長期保険(海外投資保険及び海外事業資金貸付保険、非常危険のみ付保)に限っても約24億米ドルの貿易保険引受を行うこととなり、サウジアラビアにおける過去最大の引受額であるのみならず、1案件としても過去最大の引受額となります。

NEXIは今後とも、各種貿易保険の引受を通じ、本邦企業の海外取引に寄与してまいります。

 

(参考)

  1. 本邦関連企業
    ラービグ石油精製・石油化学総合プラント建設プロジェクト運営:住友化学株式会社、 関連IWSP事業運営:丸紅株式会社・日揮株式会社・伊藤忠商事株式会社
    プラント建設・機器輸出ほか:日揮株式会社、三菱重工業株式会社、ほか
  2. 保険種
    海外投資保険、海外事業資金貸付保険、貿易一般保険
  3. 保険責任期間
    2年未満から最大10年
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