トピックス

ブラジル/Braskem石油化学プラント改修プロジェクト向け
地球環境保険の引受について


2011年2月21日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険(略称:NEXI、理事長:鈴木隆史)は、米州最大の石油化学企業であるBraskem(正式名称:Braskem S.A.)の石油化学プラント改修プロジェクト向け三井住友銀行及びクレディ・アグリコル銀行東京支店が実施する200百万米ドルの貸付に関し、海外事業 資金貸付保険(地球環境保険特約)の引受を決定いたしました。

本案件は、NEXIとして初めてバイオ関連プロジェクトに対して保険引受を行うものです。また、温室効果ガスの排出低減に資するプロジェクトに対する保険引受であることから、NEXIは石油化学セクターの案件として初めて「地球環境保険特約」を適用いたしました。

本プロジェクトは、Braskemがブラジル南部リオグランデ・ド・スル州のトリウンフォ石油化学プラントコンプレックス内にサトウキビ由来のバイオエ タノールを原料とするポリエチレン(Green Polyethylene “Green PE”)を年20万トン生産するプラントを建設するもので、植物由来となるGreen PEを商業生産するプラントとしては世界初となります。本プロジェクトにより生産されたGreen PEの一部は、豊田通商株式会社が引き取り、化粧品容器などさまざまな形で活用される予定です。

サトウキビから作られるGreen PEは、カーボンニュートラル(*)により、プラスチック材料の廃棄・焼却時におけるCO2排出を抑制し、地球の温暖化防止や温室効果ガスの削減に寄与す る効果があります。また、Green PEの物性は、従来のポリエチレンと同等であり、既存の加工設備・リサイクルシステムをそのまま活用できる素材とし て、食品包装などさまざまな用途での利用が期待されています。

NEXIは、今後も本プロジェクトのように温室効果ガスの排出低減及び地球温暖化防止に資するプロジェクトを積極的にサポートしていく方針です。

*植物由来燃料・原料の燃焼・分解に伴って排出される二酸化炭素の量が、元となる植物が成長過程で吸収した二酸化炭素の量(吸収量)と同じ量となること。

 

(ご参考)

  1. 1. 融資機関
    株式会社三井住友銀行(Administrative and Collateral Agent)
    クレディ・アグリコル銀行 東京支店(NEXI Agent)


  2. 2. 保険契約
    保険種 海外事業資金貸付保険(地球環境保険特約)
    融資先 Braskem S.A.
    融資金額 200百万米ドル
    填補危険 非常危険及び信用危険
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