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ベルン・ユニオン アジア貿易保険機関特別会合 共同声明

  1. アジアECAの代表者たちは、2008年11月17日から18日に東京にて開催された第一回アジア貿易保険機関(ECA)特別会合に続き、2009年8月6日から7日にバンコクにて開催された第二回特別会合に、再び集った。今回の会合は、タイ輸出入銀行の総裁であるアピチャイ・ボーンテラワラ氏が議長を務め、アジアの11のECAの代表者及びベルン・ユニオン事務局長であるキンバリー・ウィール氏の参加の下で開催された。(参加者のリストは、別紙を参照。)
  2. 同特別会合では、金融危機下のアジアのECAによる対応につき、精力的な議論が行われた。アジア諸国は、現下の国際金融危機を解決するための不可欠な存在である。1997年の金融危機と比較し、アジア諸国は世界的な経済の低迷に対し目覚しい復元力を示してきた。現在、アジア諸国は世界経済の回復を先導することを期待されている。
  3. アジアのECAは、アジア地域及び世界のその他の地域における貿易・投資の流れを維持するために、新たなイニシアティブやプログラムの提案を通じて積極的に金融危機に対応してきた。アジア地域協力グループ(RCG)のメンバーは、昨年一年間で合計2680億米ドル以上に及ぶ国際的な貿易・投資をサポートした。
  4. 我々は、アジア諸国の経済が互いに非常に統合されていることを強く認識している。また、アジア経済の回復及び成長はアジアECA間の協力なしには得られないことを認識している。我々は、アジア地域全体にサプライ・チェーンを構築している輸出者や投資家のニーズに応えるために、互いに連携している。
  5. 我々は、第一線の専門家として、また、我々の経済は相互依存関係にあることを認識しつつ、今日世界に台頭してきている保護貿易主義の兆しに対する深刻な懸念を共有している。金融や貿易に関する新たな形の保護主義は、世界経済の繁栄に対して逆効果となる。
  6. 我々は、アジアECA間の二国間協力を精力的に推進しており、現在までに、7つの二国間再保険協定を含む相当数の協力協定が締結されている。我々は、アジア再保険ネットワークとして機能することが期待されるアジアECA間の二国間再保険協力を広げていくことに尽力する。
  7. 我々は、日常的な相互間の意思疎通を補完するものとしてのベルン・ユニオンのイントラネット及び連絡窓口のリストを積極的に活用することにより、国、銀行、及びバイヤーに関する保険引受の経験を共有することに尽力する。
  8. 地域協力グループメンバーによる、アジア地域内外における貿易金融や投資保険に対する精力的な支援は、豊富な専門的及び信用審査の経験を生み出してきた。メンバーたちは、その経験をワークショップやセミナーや職員交流を通して共有している。我々は、世界的金融危機を踏まえ、これらの交流を発展させていく。我々は、この点において、最近のベルン・ユニオン・ワークショップへのECAの専門家たちの積極的な参加を歓迎する。地域協力グループ会合の議長を務めているタイ輸出入銀行は、アジアECA間の人材育成活動の継続を確実なものとするために、このプログラムの調整役を担う。
  9. 我々は、このアジアECAの代表者による会合を毎年開催することに合意し、次回の会合をEFICが議長となりオーストラリアにて開催することを歓迎した。

 

(別紙)
参加者リスト

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(注) 各機関の名称(日本語)は以下のとおり。インドネシア輸出保険公社、インド輸出保険保証公社、豪州輸出金融保険公社、香港輸出信用保険公社、韓国輸出保険公社、マレーシア輸出入銀行、日本貿易保険、中国輸出信用保険公司、スリランカ輸出信用保険公社、台湾輸出入銀行、タイ輸出入銀行

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