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モロッコ王国/Safi高効率火力発電プロジェクト(融資保険の引受)


2014年9月30日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険(NEXI)は、Safi Energy Company S.A. (以下「SAFIEC社」)が実施するSafi超々臨界圧石炭火力発電プロジェクトに対する融資保険の引受を決定いたしました。本件はモロッコ王国向けとしては第二号の融資保険引受けとなります。

 

本プロジェクトは、モロッコ王国Safi市の南約15kmにおいて、総出力1,386MW(693MW×2基)の超々臨界圧石炭火力発電所を建設し、モロッコ国営電力・水道公社のONEE(Office National de l'Electricité et de l'Eau Potable)に対し、30年間に亘り売電するプロジェクトです。モロッコ王国は今後の旺盛な電力需要増加見込みを受け、安定した電源の確保を目指しています。本プロジェクトは、完成後モロッコ王国国内に安定した電力を供給することで、同国の経済開発に寄与するプロジェクトです。

NEXIは本プロジェクトをはじめとしてアフリカ向け貿易投資支援に力を入れています。昨年2013年5月に開催された第五回アフリカ開発会議(TICAD V)において、日本政府より官民協力の上、アフリカ地域への貿易投資を拡大していく旨が表明されています。本プロジェクトの保険引受は、アフリカで高まるインフラ整備の需要を支援する上で、意義があります。

本年6月に改訂された日本政府の「インフラシステム輸出戦略」においては、高効率火力発電など我が国の先進的な低炭素技術を活用し、途上国の経済開発と温室効果ガスの削減への貢献を掲げています。また、インフラの設計・建設・運営・管理を含む「システム」としての受注や、現地での「事業投資」の拡大など、我が国企業の多様なビジネス展開の重要性を挙げています。本プロジェクトは、超々臨界圧技術を使用し、他の石炭火力発電に比べ、高効率かつ環境負荷の低い発電所を建設するものであり、モロッコ王国のみならずアフリカで初の試みです。また、NEXIとしても今回が初めての超々臨界圧発電案件への支援となります。本プロジェクトに対しては、三井物産株式会社が出資し、GDF Suez S.A. (仏)、Nareva Holding S.A.(モロッコ王国)と共に、同発電所の開発から運営・管理に参画いたします。

本プロジェクトにおいて、NEXIは、SAFIEC社がプロジェクトファイナンスにより調達する協調融資(総額約2,107百万米ドル相当)のうち、BNPパリバ銀行東京支店(幹事行)、株式会社三菱東京UFJ銀行、クレディ・アグリコル銀行東京支店、株式会社みずほ銀行、ソシエテジェネラル銀行東京支店、スタンダード・チャータード銀行、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社の計8行の民間金融機関による融資の一部に対して保険を適用します。なお、本プロジェクトには株式会社国際協力銀行も融資を決定しています。

NEXIは、今後も日系企業による海外事業展開に加え、アフリカ向けのインフラ開発支援も積極的に支援していく方針です。

 

(ご参考)
金融機関(NEXIカバー) BNPパリバ銀行東京支店(幹事行)
株式会社三菱東京UFJ銀行
クレディ・アグリコル銀行東京支店
株式会社みずほ銀行
ソシエテジェネラル銀行東京支店
スタンダード・チャータード銀行東京支店
株式会社三井住友銀行
三井住友信託銀行株式会社
保険価額 約373百万ユーロ
付保率 非常危険100%(地球環境保険特約)、信用危険90%
てん補範囲 モロッコ王国の非常危険及びプロジェクト会社の信用危険
特約 地球環境保険特約(注)

(注)温室効果ガスの排出削減に貢献する取り組みの一環として、一定の要件を満たすものを対象に、非常リスクにかかるてん補率を100%に引き上げて保険引受を行うものです。

 

 

お問い合わせ先
営業第二部 Tel: 03-3512-7670

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