Webマガジン e-NEXI

Webマガジン e-NEXI

特集
2017年度アジアECA等向け貿易保険研修開催報告

 NEXIは、1月29日(月)から2月2日(金)の日程にて、2017年度アジアECA等向け貿易保険研修を開催しました。本研修は、アジアを中心とした各国の輸出信用機関(ECA)又は管轄省庁の中堅クラスの職員を招聘し、NEXI職員による講義や双方向のディスカッション等を通して、各参加国における貿易保険制度の更なる発展と、当該制度が整備途上にある国・地域における職員の能力向上を目的として、1995年から実施しているものです。2016年度までは経済産業省主催で実施されてきましたが、2017年4月のNEXIの株式会社化を経て、今回初めてNEXI主催で実施しました。

 本年度は、ベトナム(ベトナム財務省)、インドネシア(ASEI)、中国(SINOSURE)、インド(ECGC)、ロシア(EXIAR)、南アフリカ(ECIC SA)、ブラジル(ABGF)から7名の研修生が参加しました。

 講義内容は、貿易保険制度の概要、各商品の特徴、与信管理、査定・回収、カントリーリスク、OECD輸出信用アレンジメントや環境問題対応等の国際ルールなど、貿易保険の基礎を一通り学べるものとなっています。

 研修初日は研修生による自国機関の貿易保険制度や取組などを紹介するプレゼンテーションを行いました。研修生の中には、貿易保険制度だけではなく、自国の食文化等について紹介している方もいました。

研修生によるプレゼンテーション
研修生によるプレゼンテーション

 研修2日目からは本格的に講義が始まり、研修生は講師に対して次々に質問するなど非常に熱心に講義を受けていました。ディスカッションを取り入れた講義では、様々な意見が飛び交い、活発な意見交換が行われました。NEXIとしても、本研修を各国ECAの生の声を聞ける貴重な機会と捉え、講師から研修生に質問をする等、密に情報共有を図ることができました。

ディスカッションの様子
ディスカッションの様子

 研修4日目には、かわさきエコ暮らし未来館を訪れ、川崎大規模太陽光発電所等を見学しました。当該発電所は、川崎市と東京電力株式会社の共同事業で、川崎市の浮島と扇島の両地区で合計2万kWを出力するメガソーラーです。研修生は、太陽光発電設備を間近で見学するとともに、展示室では、実際に使用されているソーラーパネルに触れて説明を受けるなど、有意義な時間を過ごしていただけたと思います。

かわさきエコ暮らし未来館 視察の様子
かわさきエコ暮らし未来館 視察の様子

 最終日には、経済産業省からも講師を招き、株式会社化したNEXIとの関係や貿易保険に関する日本の政策に関する講義を受けました。こちらでも研修生からは多くの質問があがり、日本の貿易保険施策に対する研修生の関心が高いことが伺えました。

 研修の最後は小レポートに取り組み、本研修で得られた知識、各機関のこれまでの取組内容、今後のNEXIとの連携のあり方等について各自の考えをまとめてもらいました。研修生からは、「NEXIの取組を学ぶだけではなく、参加した各国機関の取組を同時に学ぶことができ、とても参考になった。本研修を通して、各国機関との協力関係も構築することができ、非常に有意義だった。」との意見がありました。

 閉講式では、まず仲田副社長から挨拶があり、その後一人一人に修了証書を授与しました。閉講式の挨拶の中で、ECA間の連携の重要性がこれまで以上に増していることから、研修生には、本研修を通して培った人脈を活かして、ECA間の協力関係の構築・深化に積極的に取り組んで欲しいとの言葉が送られました。

閉講式
閉講式

 NEXIは、今後も、本業務のような取組を通じ、各国の関係機関との協力関係を構築することにより、日系企業の国際的な事業展開支援につなげてまいります。

ページの先頭へ